2022年11月10日から13日にかけ、愛知県と岐阜県にまたがって開催されるWRC世界ラリー選手権第13戦『フォーラムエイト・ラリージャパン2022』。
スペシャルステージのエリアチケットが数分で完売するなど、開催前から大きな注目を集めています。
そんな中、今回は「TOYOTA GAZOO Racing WORLD RALLY TEAM 」( トヨタ陣営)から参戦するドライバーの勝田貴元さんを取り上げ、トップドライバーがどのような経歴の持ち主なのかを調査します。
勝田貴元のプロフィール

名前 | 勝田 貴元(かつた たかもと) |
生年月日 | 1993年3月17日 |
出身地 | 愛知県 |
血液型 | A型 |
身長 | 165cm |
体重 | 63kg |
勝田貴元さんは、祖父(勝田照夫)と父(勝田範彦)がラリードライバーという2世代続くラリー一家に生まれるサラブレッド。
自身も幼少期からカートを始め、レースの道へと参入していきます。
勝田貴元の経歴まとめ!
2005年
幼少期は自転車のBMX競技に熱中していたという勝田貴元さん。
父の勧めで11歳のときにカートの世界へ飛び込み、自宅近くの「カートショップぶるーと」(愛知県瀬戸市)からレースデビューをはたされます。
2007年には日本代表としてROTAX MAXのグランドファイナルに出場し、ジュニアクラスで日本人初のタイムトライアル、予選でポールポジションを獲得しています。
また、同年に行われたマカオカートGPではYAMAHA CUP総合優勝を果たすなど、才能を開花させていきます。
祖父と父の血を引き継ぎ、ドライビングセンスが飛び抜けていたようですね。
2009年

FTRS(フォーミュラトヨタレーシングスクール)を受講し、主席で卒業。
このスクールはトヨタ自動車のプロレーシングドラバー要請スクールで、2020年に「TRG-DCレーシングスクール」へと名称変更されています。
2010年
この頃から、レースを「ジュニアフォーミュラ」にステップアップされています。
「ジュニアフォーミュラ」とは
世界各国で行われているF3(Formula3)より下のランクに位置づけられる様々なフォーミュラカーによるレースの総称である。カートからステップアップした若手ドライバーの育成を目的としているものが多い。
引用:ウィキペディア
FCJ(フォーミュラチャレンジ・ジャパン)にトヨタ枠から参戦し、2011年にシリーズチャンピオンとなった後、「TYOYOTA YOUNG DRIVERS PROGRRAM」の一員となっています。
2012年
名門TOM’SからF3への昇格を果たします。
2013年には20歳で全日本F3選手権Cクラス・シリーズ2位を獲得。2014年には全日本F3選手権に参戦するとともに、ToyotaGT86で全日本ラリー選手権にも挑戦されています。
ラリーへの転向は、父(勝田範彦)との会話がきっかけになったようです。
2015年
ラリーへの思いが膨らみ、サーキットからの転向を決断。
・2018年にはスウェーデンで開催されたFIA世界ラリー選手権第2戦でWRC2クラス初優勝。
・2019年、チリで開催されたFIA世界ラリー選手権第6戦WRC2クラス優勝。
フィンランドラリー(ヤリスWRCで参戦)で2戦2勝。
・2020年、ヤリスWRCでトップカテゴリーへ5戦出場しベストタイムを記録。
・2021年、開幕から6戦連続トップ6入り。サファリラリーでは2位に入賞し、自身初の表彰台を獲得。
祖父・父も有名なラリー選手だった!
祖父:勝田照夫(かつた てるお)

生年月日:1943年9月2日
出身地 :愛知県
1969年に全日本ラリーシリーズで国内1位を獲得。
1971年にモータースポーツ専門会社「ラック」を設立。
1975年、日本人として初のWRC英国RACラリーに参戦。
1983年、WRC最終戦の英国「RACラリー」で日本人初のクラス1位を獲得。
父:勝田範彦(かつた のりひこ)

生年月日:1968年11月17日
出身地 :愛知県
血液型 :O型
父照夫さんがWRCドライバーであったこともり、幼少期からモータースポーツに接してきた範彦さん。
1993年に全日本ラリー選手権デビューを果たします。
その後、2007年から2017年までの間、8度に渡り全日本チャンピオンになっている凄腕ドライバーです。
まとめ
今回は、WRC世界ラリー選手権第13戦『フォーラムエイト・ラリージャパン2022』に参戦する勝田貴元さんのプロフィールや経歴などお届けしました。
・父の勧めで11歳のときにカートの世界へ飛び込む
・2012年、19歳のときに名門TOM’SからF3へ昇格
・2015年にラリーの世界へ転向
・祖父・父も有名なラリー選手だった
祖父から3代続くラリー一家の勝田貴元さん。
今後どのような走りを見せてくれるのか楽しみですね。
